ー超重要事項ー
~スタッフ報酬について~
2023年5月度よりスタッフ報酬から消費税分として10%を引く事が決定しました。
本事業の場合、消費税の税率は10%ですので、
仮に売り上げ60,000円で分かりやすく歩合は5割と計算すると、
これまでは30,000円が報酬になっていました。
今後の報酬計算は単純に10%税率として
【60,000円-6,000円(10%)=54,000円】
【54,000円÷2(50%歩合の場合)=27,000円】
上記の様になり、
これまでは60,000円の売り上げだった場合5割だと、
30,000円の報酬を27,000円とさせて頂くことになりました。
また報酬の振込手数料はこれまでサイト負担で行ってきましたが、
税理士の先生との相談の結果、スタッフ負担とさせていただくことになりました。
急な変更で申し訳ありませんがご了承ください。
納得出来ない場合に辞められるという判断をされる事も仕方ないと考えています。
税に詳しい方は別の意見や方法などあるかもしれませんが、
当サイトの方向性として税理士の先生との協議の結果となります。
スタッフ報酬計算の変更理由
ーインボイス制度の導入により消費税控除が消えるー
令和5年10月からインボイス制度が始まる予定です。
ー解説ー
本来、10分300円の中には10%の消費税が含まれています。
10%で【300円×1/10=30円】・・・
この30円というお金は利用者から税金として預かり、
会社(癒しの時間)がまとめて国に納めるべきお金になります。
そしてこれまではこの30円を5割歩合の場合には、
サイト、スタッフと15円ずつ分けて預かっている為、
サイトもスタッフも本来は国にこの15円を納めないといけません。
しかし年商1,000万円以下の事業者にはこの消費税を納める事が免除されているという仕組みがあります。
※業務委託なのでスタッフも事業者にあたりますが、当社からの報酬のみである場合、年商1,000万円以下である為、消費税を納めることが免除されております※
ですのでスタッフはこれまで報酬から10%を消費税として納税する事はなかったはずです。
※確定申告をされている方でも所得税だけの納税※
一方でサイト全体としては年商1,000万円を超える為、
消費税の支払い義務が生じて15円という預かった消費税を確定申告の際に支払っています。
300円の税10%‥‥30円に対して半額の15円です。
でもスタッフに本来(消費税10%)の半分は支払っている為、
サイトは15円で良く、スタッフは15円を納税しなくても良いという状態で、
サイトはスタッフに渡した半分はスタッフの納税の有無に関わらず、
サイトは利用者から預かった消費税の半額のみの納税で良いという状態でした。
それが今年から始まるインボイス制度によって消費税を納めることが免除されているスタッフの報酬に含まれる消費税の控除がされなくなり、サイトが負担しないといけなくなりました。
スタッフに対しての支払いの15円(預けたとも言える)を会社が国に納めなくてはならなくなり、
その為、スタッフの報酬から予め消費税を引かせてもらい、
サイトはそれを確定申告の際に納税する形が必須となります。
事例:2022年度の確定申告
癒しの時間の売り上げ:約2,300万円
スタッフ報酬の合計額:約1,300万円
その他の経費(集客等):約数百万円
~確定申告~
所得税:約50,000円
消費税:約500,000円
合計で約55万円の納税
上記(2022年度)を参考にインボイス制度を適用した場合、
所得税は基本変わりませんが、
消費税が50万円からプラスで約125万円ほどになります。
よってインボイス制度が適用後、
2022年の数字で言えば、
所得税:約50,000円
消費税:約1,750,000円
合計で180万円レベルの納税になります。
これまでの報酬でいくと確実にサイトは運営出来なくなります。
そこで不本意ではあるものの報酬の計算で消費税を引かなくてはいけなくなりました。
インボイス制度はこれまで利用者から預かった消費税を
控除していたおかしな仕組みをきちんと納めるという形に変えたものです。
確かに理屈は分かるものの、これをされると大打撃になる企業は山のようにあり反対運動もあるくらいです。
しかし財務省ではおそらくSTOPはかける事はないはずです。
生き残る選択肢を迫られる案件となりました。